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その他のバックナンバー |
小松優二の禅寺日記 5月 |
2011年5月31日
今日はお経の練習とサプライズがありました。 朝、掃除をしてお昼になると、和尚さんから「明日から京都に研修に行くから居ない間お留守番を頼むね」と言われました。 え?お留守番?(゚Д゚;) いやいやいや、家のお留守番でも苦手なのにお寺でお留守番とは・・・ なにかあったらどうしよう(;´Д`)と不安になりながら、午後お経の勉強をしながら、誰か来たらどのように対応をしたらいいのかを聞いたりしました。 その後、仏教書を段ボール箱に何箱も車に乗せました。 200冊以上ありました。 研修は講師さんや幹事さんが参考図書を持ち寄って研修生の勉強の資料とするそうです。 皆さん一生懸命努力なさっていらっしゃるんですねぇ。 さいわい留守中の電話は転送をしておくとのこと・・・ 唯一の救いです( ´∀`) お留守番は苦手だけど、電話は更に苦手です。 だって口下手だし、うまく伝わる自信がないからです(;´Д`) 弱っちゃうよねぇ、トホホ。 どうしよう(゚Д゚;)明日から一人でお留守番だ・・・ 緊張するなぁ・・・。
2011年5月26日
今日は午後から走りに行きました。 朝、メモに書かれた作務をやりました。参道や表庭の砂はだいぶよく取れないようになったけどまだ若干ゴミと一緒に入ってしまう・・・ でも少しずつ良くなってきたからこの調子でいけばゴミだけ取れるようになれるだろう( ´∀`) そして、午後から砂浜に走りに行きました。 なぜかといえば、ボクがダイブ太っちょだから、和尚さんが心配して「体を鍛えてもっと健康的になりなさい!」って。 ウ〜ン、自分でも気づいていたんですけどねぇ。 やはりマズイデスヨネェ。 でも折角のご提案なので、走ってきまーす。 いや〜やっぱり海を見ると心が落ち着きますなぁ(´Д`) と、少し海を眺めてから砂浜を走りました。 太ってるため道路だと足に負担がかかるので、砂浜のほうがいいとのこと・・・ どこまでもボクの健康を心配してくださって、ありがとうございます。 でも砂に足を取られて思うように走れませーん(-_-;) 走りずらかったよぉ。 何回か続けていけばなれるだろうな( ´∀`)と思いました。
2011年5月16日
今日はお経の練習をしました。 朝、参道を掃いてからゴミを取るとき、前に和尚さんに言われた通り、熊手での先でゴミを浮かす感じに取る練習をしながら掃除をしました。 なかなかうまく取れないなぁ(;´Д`)でも練習を重ねていけば必ずうまく取れる気がするぞс(゚Д゚с と思いながら、掃除をしました。 午後、お経を中心に練習をしました。変な節が付いてしまうので録音したお経を聞きながら頭の中で唱えていました。 ん〜僕はまっすぐに普通に唱えてるだけなんだけどなぁ〜(;´Д`)でもほかの人が聞いて変な節がついてるみたいだし・・・ 難しいなぁ(-_-;)と思いながら練習をしました。
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2011年5月9日
今日は参道と表庭の砂を取りすぎて和尚さんに叱られました。 朝、いつもどおり参道を掃いてゴミを取っていたら和尚さんが「コラ!その取り方だと砂まで一緒にとってしまうじゃないか!」と言われ、えぇ!集めたゴミを小さなホウキで取る以外どんな方法があるんですかぁ(-_-;)? と思っていると、和尚さんが「この熊手でゴミを取るんだよ」と言って、実際に取るところを見せてもらいました。 そうしたらなんと砂がほとんど入らず、ゴミだけが綺麗になくなってるではありませんか(;゚Д゚)!!! まさか熊手の先でゴミを浮かす感じに取るという方法があるとは・・・ まだまだ色々と知らないことが多いんだなぁ(;´∀`)と実感しました。 そう言えば和尚さんが「優ちゃんが来てから庭の砂が減ったね」って言っていました。 やばいやばい。
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2011年5月4日
今日は初めて小田原の海岸に行きました。 世間ではゴールデンウィークですが、お寺は関係ありません。 午前中、メモに書かれた作務をやり、午後になってから和尚さんが「このお寺の目の前に海があるんだけど行ってみた?」と言われ、え?海があるんですか? 知らなかったなぁ(;゚Д゚)と思いながら「まだ行ってないです」と言うと「せっかく目の前にあるんだから気晴らしに行ってきなよ、勉強ばっかりだと頭がショートするだろう」と言われたのでお言葉に甘えて行ってきました( ´∀`)。 なんか、「優二君」のあと決まって「頭がショウートするだろう」がセットになっていて、和尚さんは「頭のショートしやすい優二君」と思っているのかなぁ。 マッ、いいか! 和尚さんに言われたとおりの道を進むと海岸に出る階段があったので、そこを通って海岸に出てみたら、こんな近くに広い砂浜と眺めのいい景色があるとは知らず驚きました。 ワーイ、ワーイ真っ青な海だぁ!!! そして聞いた話だと今はもう砂が少なくなってきてるが、昔はここで野球もできたとか・・・どんだけ広いんだよ(;゚Д゚)!と思いました。そして、海を見て癒されてからお寺に戻りお経の練習と勉強をしました。 今日は良い日でした。
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小松優二の禅寺日記 4月 |
2011年4月25日
今日は和尚さんにホウキの掃き方が下手だと怒られました。 午前中、参道を掃除していると和尚さんから「そんなホウキの扱いじゃダメだ」と、言われ、やり方を見せてもらいました。 「一方向ばっかりやってるとホウキの先が全部そっちに向くから、均等に掃いてホウキの先をまっすぐにしないとダメだ」と叱られました。 なるほど〜、ホウキというのはそうやって均等にやるものなんだぁ〜。 一方向だけやって斜め?みたいにするのはいけないんだぁ〜φ(゚Д゚ ) と実感しました。 ナットク、ナットク。 今後は一方方向にならないよう均等に掃除をしようと思いました。 午後になってからは、勉強・・・ではなくお経の練習をしました( ´∀`)。 難しい勉強をするとすぐに頭がショートしてしまう・・・(-_-;)
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2011年4月19日
今日は昨日の開山忌の片づけをスタッフの方とやりました。 片づけをしながらスタッフの方と昨日のことを話していると、「昨日はうまく出来た?」と言われたので、「いや〜うまくは出来てたと聞いたのですが、実は頭の中が真っ白だったので私自身うまく出来てたのかが分からなかったのですよ」とお答えしました。 「えぇ〜!よく出来たねぇ」と言われました。 練習をいっぱいしてたからか、体が覚えていたので良かったです( ´∀`)。 もし、練習が少なかったら多分慌ててしまい、パニックを起こして大きな失敗をしていたと思います。 練習は凄く大事だと思いました。 でも、まさか1ヶ月しか経ってない僕を開山忌に出すとは思いもしませんでした(;´∀`)。 来年に出すなら分かりますが、まさかこんなに早いとは・・・。 キャアァ―。 もしかして今後ある行事も出るんですかね(-_-;)
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2011年4月18日後編
ついに開山忌が始まりました。
老師様の後ろに付いて歩いて本堂に入った瞬間、たくさんの人がいらっしゃいました。 ついさっきまで落ち着いていたのですが本堂に入った瞬間、緊張がまた一気に上がり頭の中が真っ白になりました。 本堂に入ってから終わって出てくるまで何も覚えていませんでした。 ずっと頭の中がフリーズ状態でした。 終わった後、和尚さんから「大きな失敗もなく出来て良かったね」と言われたのですが、本堂に入って沢山の人を見た瞬間に頭の中が真っ白になってたのですよ(;´∀`)。 だけど、和尚さんの言葉を聞いて、どうやら失敗をしないで無事に終わったようなので一気に安心し、やっと生きた心地がしました。 今日はもう大きなことはないなと安心していたら、和尚さんから「ご飯食べてきなさい」と言われました。 指示された場所に行くと老師様と老師様の横に他の和尚さん(あとで伺ったら西村古珠和尚様という大変ご立派な方だそうです)が一名、そしてその横に空いてる席・・・。 え?ここで食べるんですか? 僕はてっきり上座から一番離れた場所に座るのかと安心していたのに・・・また緊張してきた(-_-;)。 しかも、どれから食べていいのか分からないじゃん! だから老師様と西村和尚さんが手をつけた物から見よう見まねで食べました。 喉をとうりませんよぉ。 残念ながら凄く緊張をしていたので、味もわかりません。 だって、お偉い方との食事と食事のマナー?まで分からないから、めちゃくちゃ緊張したんだもん(´Д⊂グスン 。 そして、食事が終わると、「次は伝心庵で開山忌だ」と言われ、・・・ん???? 昌福院だけじゃないの!?(;゚Д゚)と心の中で驚きながらも「こっちと同じようにやるんですか?」と聞くと「そうだよ」と言われまっした。 開山忌とお食事とやっと2つのビッグイベントが終わったばっかなのにぃ。 えぇー!やっとの思いで2つの大きな山を登り終えたのにぃ。 緊張が溶けたと思ったら、またあっちでも同じようなことをするの!? まさかのサプライズ(´Д⊂ 、それもたたみかけるような緊張のサプライズ!! そして、伝心庵に着いて、昌福院と同じように老師様の後ろに付いて行きました。 昌福院と違うところはこっちは頭の中が真っ白にならなかったことです。 2回目で少し落ち着いたのかなぁ。 まぁ危うくなりそうだったのですが・・・(;´∀`) そして、やっと無事に役目を終えました。 いや〜 、すっっっごく緊張しました(-_-;)着替える時や食事の時などのサプライズもあり、緊張が上がったり下がったりの繰り返しだったので、ジェットコースターのようでした。 終わったあとは疲れがどっと出ました、クタクタァ。 でも無事に失敗もなく終わったので良かったです( ´∀`) 和尚さんもきっと安心したと思います。 心配掛けてごめんなさい。 ビッグイベント開山忌の終了です、ニコッ。
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2011年4月18日前編
今日は開山忌当日・・・ど、ど、どうしよ〜((((;゚Д゚))))ついに本番が来たよぉ、失敗したらどうしよう(´Д⊂グスン と思いながらお寺に着きました。 お寺についてから作務をしたりしていたら時間が迫ってきました・・・うわぁ心臓バクバクだよぉ(;´Д`)。 そんな風には見えないと言われるけど今凄く不安と緊張でいっぱいです。 少ししたら老師様と他の和尚さん達もいらっしゃいました。 更に緊張が跳ね上がっちゃう・・・。 そして、そろそろ衣に着替える時和尚さんに「この部屋で着替えなさい」と言われた場所が他の和尚さんたちがいらっしゃる部屋・・・。 えっえっ、?ここですか? (゚Д゚;)凄く緊張してるのに、ほかの和尚さんがいる所で着替えるというのはライオンがいる檻に兎を放り込んだ感じ! ビクビクしながら着替えました。 それと緊張してて、気のせいかもしれないけど着替え方を見られてる気がした。 間違ってたら何か言われてたんだろうなぁ(;´Д`)。 間違いを指摘されたらビビっちゃうぅ。 刻々と時間が過ぎて、ついに開山忌が始まる時が来ました。 どうしたらいいのか、そわそわしていると和尚さんから「ここで待機していなさい」と言われたので深呼吸をしながら気持ちを落ち着かせていました。 そうしてたら、「老師が出てきたら、老師の後ろに付いて行きなさい」とのこと、そして少ししたら老師様が出てきたので低頭をして、老師の後ろに付いて行きました。・・・ついに開山忌が始まります。
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2011年4月17日
明日は開山忌。
ついに明日、開山忌・・・ついに明日本番かぁ・・・失敗したらどしよう(-_-;)と、思いながら午前中の作務をしました。 この1週間必死で練習をしました。 もうそれは一生懸命一生懸命練習しました。 そして、午後からは明日の開山忌に向けて更に猛練習!!練習中も手に汗をかきながら蓋の開け閉めをして、老師様がお香を取りやすいように屈んで前に出す練習。 この1週間、和尚さんに何度も何度も点検してもらい、悪いところを教えてもらい、うまくやるコツを教えてもらいました。 動作は楽そうに見えるが実際にやってみると音がなったり、蓋を落としたらマズイと手が震えてたりして大変!(>'A`)>ウワァァ!!、失敗したらどうしよう・・・。 始まる前から、失敗のイメージばかり浮かんできます。 本番中に蓋を閉じたりして音が鳴ったり、蓋を落としたりしたら・・・((((;゚Д゚))))きっと皆注目をして怒られるんだろうな(;´Д`)。 逃げたーい!逃げだしたーい!でもそれはもっと勇気がいるもんなぁ。 ドキドキと不安に押しつぶされないよう頑張って、練習を帰るまでし続けました。明日、ついに本番・・・(´Д`)ハァ…緊張するな〜。 和尚さーん、頼みますよぉ。 そう言ったら、[和尚に頼んでどうする、自分に頼め!」って言われました。 やっぱりなぁ。 和尚さんの言うとうりだよなぁ。 自分が頼りないから不安なんだ。 よーし分かった。 この不安はとれません。 それでも明日はガンバロ。
2011年4月13日
今日から開山忌に向けて練習を始めました。
朝はメモに書かれた作務をやり、午後から開山忌に向けて練習。 開山和尚様って言うのはそのお寺を創建(お寺を最初に始めた)和尚様で、それぞれのお寺にとっては、とてもとても大切な和尚さんのことなんだって。 その開山和尚様の祥月命日にみんなで行う「ぎょうじ」らしい・・・・。 ふーん。 和尚さんから「開山忌では『侍香』をやってもらいます」。 侍香っていうのは、お香の入ったケース(直径35センチくらいのたいらな漆の木箱)を持って導師にくっついている役です。 導師をなさる老師様がお焼香に行くから、その後をついていって老師様にお香箱を差し出すのをやるらしい。・・・とのこと。へぇー、へぇー、なーるほどねぇ。 フムフム…聞く限りでは難しくないようだな(゚Д゚ )でも初めてだから凄くドキドキハラハラ(;´Д`)と思っていると「そこでケースの蓋を開けたり締めたりする時に音を立てるとダメだからね」と言われ、・・・え?!難易度が更に上がりましたよね?!((((;゚Д゚)))) 出るだけでもドキドキハラハラしてるのに更にここで追い打ちとは・・・(><)本番で失敗したらどうしよおぉ〜(;´Д`) 和尚さん曰く、しかもお香箱をあけるときと締めるときってやり方が違うからね。 歩き方も導師をしてくださる老師様との距離が大事なんだからね。 更に更に、お香箱を差し出す方向と高さがめっちゃ重要なんだからね。 エエー、エエー、エエー!!! そんなに大変なのぉ? まずいです。 難しいです。 これは事件です。 「事件は会議室で起こってるんじゃなーい! 現場で起こってるんだぁ!!」 こりゃ大変だぁ。 そんなこと僕がやるのぉ? 無謀、出鱈目、ありえなーい!!! どうしよう。 グスン、・・・・・。
2011年4月12日
今日はお寺に来て1ヶ月が経った。今思うと、もう1ヶ月たったのか〜(゚Д゚)、なんか時間がたつのは早いな〜(´Д`)、このままだとあっという間に1年が過ぎるな(;´Д`)と思いながら、午前中の作務を終わらせました。そして、和尚さんに「今度の開山忌に出てもらうからね」と言われ、え?開山忌に出る?僕が(;゚Д゚)?!って、あの…まだ1ヶ月しか経ってない僕を出していいんですかね?(;´Д`) 和尚さんも不安でしょうけど、ボクは和尚さんの100倍不安です。だって、開山忌って何やるか分かんないし、その中で、ボクどうしたいいんでしょう?不安でいっぱい!あぁあぁ困ったなぁ、グスン。和尚さん、もっと開山忌を大事にしましょうよ。きっと大切な法要なんでしょ。無謀、無謀、ゼッタイに無謀。どうしよう。教わる前から失敗しそう。不安、キャアー!!!そんなヒマラヤみたいな不安に怯えつつも、午後はお経の練習で終わりました。開山忌まであと6日…。ハァァ、ファァ、グスン。
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topics3 |
第2回 白隠禅師禅画墨跡勉強会の御案内
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去る5月22日(日)花園大学国際禅学研究所副所長 芳澤勝弘教授をお招きし、「白隠禅師と無文老師」と題した講演会を昌福院で行いました。 仏教や禅になじみの深くない方々にもよくわかるように、たいへんわかり易く内容豊かなご講演となりました。 その後、拝聴された方々から是非第2回を開催するよう要望がございました。 また、当日都合で参加できなかった方々にも録音テープを聞かれ、是非直接拝聴したい質問したい旨、リクエストを頂きました。 そこで、平成24年11月11日(日)[仮] 第2回芳澤勝弘教授講演会が計画されました。
昌福院・伝心庵では第2回講演会の準備として、更によく理解する為、白隠禅師禅画墨跡勉強会を開催しております。平成23年10月の第1回に続きまして、第2回が下記要領にて開催されます。 昌福院・伝心庵にご縁のございます方々、これからご縁を持ってくださる方々、奮って御参加くださいますよう御案内申し上げます。 記
日時 平成24年1月21日(土) 9:30 開始(9:00開場)
場所 小田原市立かもめ図書館 2F 視聴覚室 (小田原市南鴨宮1-5-30 phone 0465-49-7800) 最寄駅 JR鴨宮駅より約600m徒歩10分 駐車場は90台分ございます。
申込 不要
内容 皆様の希望により楽しく内容豊かな勉強会にしたと存じます。 リクエストをお寄せください。
*遅れての参加、早退自由でございます。 お気軽に御参加ください。
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第1回白隠禅師 禅画墨跡勉強会 |
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半身達磨 白隠の描く達磨図は種々現存しますが、代表的な形が半身達磨です。七十才代を過ぎると一定のパターンを見せ、年を重ねるに従って線は太くやわらかになってきます。 特徴ある形は「白隠達磨」とも呼ばれ、後の禅僧が習って描くようになりました。 肩から太い線で一挙に下がり、逆S時型にカーブし、袖のところで上がる衣紋線(えもんせん)と、達磨の頷の下に「川」字のように描かれる三点が特徴です。 この逆S字の衣紋線と頷下三点が「心」字を表現しているというのが芳澤勝弘教授の理論です。(参考文献 白隠禅画墨跡 解説編)
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平成23年10月22日小田原市立かもめ図書館視聴覚で行われました第1回白隠禅師・禅画墨跡勉強会には70余名の方々の御参加を賜り感謝申し上げます。 また、この勉強会にご協力くださいました花園大学国際禅学研究所、芳澤勝弘教授、井上眞理子先生には御指導御協力を賜わり感謝致しております。 そして花園大学後藤慶裕部長、天竜寺永明院住職國友憲昭師には連絡や事務等でお力を賜わりありがたく存じております。 会場をご提供くださいました小田原市立かもめ図書館の鈴木健館長、鈴木啓仁氏には準備の段階よりご協力賜わり、この勉強会の成功に至りました。心より感謝申し上げます。
<< 聖者と衆生(市民)の間に >>
今回の第1回白隠禅師・禅画墨跡勉強会では最初に「駿河の巨星 白隠のこころ」のDVDを拝見致しました。 静岡での国際禅学研究所副所長芳澤勝弘教授の御講演です。 この御講演は全日本広告連盟主催で、地元静岡が生んだ名僧白隠の研究者であります芳澤教授より、白隠禅師の衆生(市民)に対する「伝える力」について最初コメントがありました。
新聞やニュース等私たちの生活の中にITという文字や言葉が伝わって久しい時間がたちました。 ほとんどの方々は携帯電話やコンピューター新聞雑誌のマスメディアを思い浮かべることでしょう。 しかしITの原点は「人が人に伝える力」ではないでしょうか。 対象は1人の人間から複数の人間、社会全体へと展開されてゆきました。 日本で木版のの印刷技術が発展したのは江戸初期の禅僧による大蔵経の出版がもとでした。 鉄眼という禅僧の菩提心が大蔵経という大部の経典の印刷を可能にしたのです。 しかも鉄眼は最初に集めた資金を飢饉のボランティアに使ってしまい、再度勧募に奔走し、大蔵経の出版を実現しました。
鉄眼禅師から百年程して駿河を中心に白隠禅師が活躍なされます。「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」と当時の庶民にうたわれた沼津、原の白隠禅師が芳澤勝弘教授によって現代によみがえってきました。
芳澤勝弘教授はメディアのルーツは神と人間の間にあるもの「ミディアム」であると提示されました。 キリスト教、ユダヤ教、イスラム教では神と人間の間にそれぞれキリスト、予言者、ムハンマド(モハメット)がいたように、「みほとけ釈尊」と大衆の間に白隠がおりますと言っています。大衆の幸福を実現したいという「みほとけ」の願いを叶える為、白隠が大いに言葉・文字・禅画を尽くしてPRしますから、よくお聞きください、よくご覧ください、よく受取ってくださいとおっしゃっております。
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<<駿河の巨星 白隠のこころ>> このDVDは昨年5月静岡市民文化会館大ホールで行われました花園大学、芳澤勝弘教授のご講演で、大きなホールの壇上でパワーポイントや白隠禅師の禅画や墨跡の映像を駆使し、たいへんわかりやすい言葉でお話くださったものです。映像は達磨図、観音図から始まり鐘馗さんの鬼味噌についてのお話がございました。映像はすり鉢図のみそさざいに移り、鶯と切匙(節介せっかい)のお話と展開していきました。鬼味噌から始まりましたご講話は「みほとけ(お釈迦様)」の名代の鐘馗さん、市民大衆である鐘馗の子供と進みました。 鍾馗さんは「みほとけ」の名代であるとともに、白隠禅師自身でもあるのです。 鬼味噌は白隠の内容豊かな仏教の教えを江戸時代の市民に対して、おいしく楽しくお示しくださったメッセージであったことが理解できます。 私たち市民大衆は、白隠禅師のメッセージ(味噌の中のいろいろな旨味、珍味、「みほとけ」のよい教え)がよく練り込まれた鬼味噌をよく味わい、鍾馗様(みほとけ)のお導きである菩提心を起こし、菩薩行を実践せよと結論づけます。つまり白隠禅画は庶民大衆に対する究極のPRであることが理解できます。
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菩提心とは、さとりを求めることによって世の人々を救済しようとする心。 菩提心の中に、自分の悟りが完成していなくても、その前に世の中全体がよくなっていくよう考えて実践していこうという考えが入っています。 そういう行為を持続することによって自分の悟りもまた完成していくと白隠禅師は考えています。
次の富士大名行列図では「聖諦(しょうたい)」としての富士山と「俗諦(ぞくたい)」としての大名行列が対(つい)となって世の中をまわしていく。 聖なる人間本来の菩提心と政治経済がよく機能して世の中全体を豊かにしていくべきだという見解をお示しくださいました。 思えは経済の語源は「経世済民」です。世の中をうまくまわしていって市民を済う(すくう)ことです。では何から市民を救うのでしょう。それは現実生活では、衣食住薬ですくう(済、救)ことですし、心の中では不安や苦しみ悲しみからすくう(済、救)のです。 実生活では政治経済を整えて庶民市民をすくい、心の中では聖なる教えで迷いから庶民市民をすくうのです。
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<<見性成仏丸方書(けんしょうじょうぶつがんほうしょ)>>
次のコーナーでは白隠作「見性成仏丸方書」の講話がありました。 江口文亮昌福院住職によるものです。
これは平成23年8月より10月迄3ヶ月6回の昌福院座禅会で勉強したものを約30分にまとめてお話しました。短い文章ではありますが、禅の歴史と仏教のすばらしさが盛り込まれています。
座禅会では詳細に、勉強会では簡略に話されました。 座禅会の最終回に「こんな深い内容を江戸中期の市民は理解できたのでしょうか?」と質問がありました。仏教になじみのない方は全体の2,3割、教養の高い方は4,5割、信心が篤く禅や仏教を学んでいる方で6,7割はわかったのではないかというのが、江口文亮昌福院住職の見解です。 それでも禅が仏教の本流であること、どの時代にも禅が庶民市民の心に寄り添い、人々の迷いを救ってきたことは伝わったと思います。 もちろん現代(江戸中期当時)の庶民も白隠禅師やそのお弟子の和尚様方よりこの「見性成仏丸方書」の口上を聞き仏教を学び禅を修行し悩みや苦しみ不安から救われて「大安心だいあんじん」を手に入れたことでしょう。 |
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講話の後に質問がありました。 質問者は先般博物館で密教の重厚な仏画を見てこられたそうです。 白隠禅師の軽妙洒脱な明るい禅画と、密教の違いについてです。仏教は儒教や道教、神道と対立せずに調和しながら伝灯が継続したきたこと。他宗教と融和調和しながらいろいろなものを取り入れて現在に到ること。時代、民族性、権力者や一般庶民等階層の違いにより受け入れられる宗派に違いがあったことが話されました。更に密教はバラモン教の特色が影響を残したまま現代に続いてきたことも話されました。
次いで鐘馗様は梅雨時の雑菌による食中毒から子供を守る為、端午のの節句に採用されたことなども話されました。
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<<白隠禅画墨跡の拝見拝読>>
残った時間で、あるいは開館から開演迄の間、トイレ休憩の間、芳澤勝弘教授による「白隠禅画墨跡」を拝見拝読致しました。
時間がございましたら、拝見拝読後の質問もお受けしたかったのですが、時間の為に割愛されました。 次回第2回勉強会で質問頂けましたら嬉しく存じ上げます。 |
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除夜の鐘のご案内
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12月31日 夜 11時半 昌福院本堂集合 11時半 説明 12時 開始 十六善神祈祷 年頭総茶礼 翌元日午前1時過 終了
どなたさまも ご自由にご参加ください 深夜になりますので暖かな服装でご来山ください。 不明な点は 昌福院まで お問い合わせください。
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白隠フォーラム in 東京 2011
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日頃御指導を頂いております芳澤勝弘教授、花園大学国際禅学研究所主催によります「白隠フォーラムin東京」が今年も実施されます。昌福院座禅会では有志で参加させて頂く予定でおります。 定員が限られておりますので早めにお申し込みください。
日時 2011年12月16日(金)14時〜17時(13時30分受付開始) 会場 学士会館 東京都千代田区神田錦町3-28 講演 「欧米人の視点から見た白隠」 ヤン・ベッカー (テュービンゲン大学・アジア地域文化研究所 花園大学国際禅学研究所研究員)
「白隠と大雅」 近年、大雅の画に白隠が賛をつけた作品が2点発見された。両者の交流は大雅20才 代にさかのぼり、それ以降、かなり親密なものとなる。二人の関係を証すいくつかの 資料をもとに報告する。 芳澤勝弘花園大学国際禅学研究所教授
パネルディスカッション パネラー 山下裕二教授(明治学院大学) 畠中光享先生(日本画家 予定) 芳澤勝弘教授 ヤン・ベッカー研究員 定員 150名 参加費無料 申込 昌福院座禅会にお問い合わせください PHONE 0465(34)5079 昌福院
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白隠禅師禅画墨跡勉強会の御案内
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去る5月22日(日)花園大学国際禅学研究所副所長 芳澤勝弘教授をお招きし、「白隠禅師と無文老師」と題した講演会を昌福院で行いました。 仏教や禅になじみの深くない方々にもよくわかるように、たいへんわかり易く内容豊かなご講演となりました。 その後、拝聴された方々から是非第2回を開催するよう要望がございました。 また、当日都合で参加できなかった方々にも録音テープを聞かれ、是非直接拝聴したい質問したい旨、リクエストを頂きました。 そこで、平成24年11月11日(日)[仮] 第2回芳澤勝弘教授講演会が計画されました。
昌福院・伝心庵では第2回講演会の準備として、更によく理解する為、下記要領にて勉強会を開催します。 昌福院・伝心庵にご縁のございます方々、これからご縁を持ってくださる方々、奮って御参加くださいますよう御案内申し上げます。 記
日時 平成23年10月22日 9:30 開始(9:00開場)
場所 小田原市立かもめ図書館 2F 視聴覚室 (小田原市南鴨宮1-5-30 phone 0465-49-7800) 最寄駅 JR鴨宮駅より約600m徒歩10分 駐車場は90台分ございます。
申込 不要
予定 9:30〜10:30 「駿河の巨星 白隠のこころ」花園大学 芳澤勝弘教授 (於 静岡市民文化会館大ホール 2010年5月19日) 10:30〜11:15 白隠筆「見性成仏丸方書」講話 住職 11:15〜12:00 白隠禅師禅画墨跡3冊組、2〜3組
*遅れての参加、早退自由でございます。 お気軽に御参加ください。
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こんなときはどう考えますか? |
「なぜ私だけがイジメに会うのでしょうか?」
イジメは学校の中だけではありません。 会社の中でも組織に中でも地域社会でも、家族の中にさえなされる場合があります。
強い者、我侭な者が、立場の弱い者のへ、ストレスや怒り、不満をぶつける。 上席のものが、立場を利用して自分有利となるよう相手を追い込む。 自我の強い者が「お前が気にくわない」と、嫌がらせをする。 数え上げれば限りがありません。
「なぜ私だけが嫌な思いをするのですか?」、、、当然の疑問です。仏教ではこう考えます。
人間は誰でも過去の業(ごう、カルマ、、、サンスクリット、梵語)を持っていますし、毎日毎日、一瞬一瞬「業(カルマ)」を作り続けています。 「業(カルマ)」の語源は「行為」です。
その人の行為が周りに人々を幸せにする場合、その業(ごう)を善業(ぜんごう)といい、善業は「徳」とも呼ばれています。 その人の行為が周りの人々を不幸にしたり、悲しませたら、苦しませたりした場合、その業(ごう)を悪業(あくごう)といいます。
世間で業(ごう)といわれているのは悪業を指します。 それで不幸な人を「あの人は業(ごう)が深いから不幸になった」といったりします。
来月に続く・・・ |
小松優二の禅寺日記 3月 |
2011年3月29日
今日は鐘を敲く練習をしました。朝、作務を終わらせると、和尚さんから「今日は、午後からお経を読む時に敲く鐘の場所を教えます」と言われ、おっ!ついに鐘を敲く場所を教えてもらえるぞ!一歩前進かな(・∀・)と思い、ドキドキワクワクしていました。うまく敲けるかなぁ、いい音でるのかなぁ。そして午後、鐘を敲く場所を実際に敲いて教えてもらいました。もちろん録音させて頂きました。その時、経本にその鐘を叩いた場所を記入しました。その後は、鐘を少しずつ敲いては、ちょっと遅いな…いや、早いのかな?と少しずつ調整をしながら練習をしました。鐘の種類と回数に色々な意味があるんだぁ。それを間違えると、ほかの人に色々なメッセージが伝わらないんだね。勉強になるなぁ。今後もお経を読みながら敲く練習をしていこうと思います。
2011年3月25日(おまけ編)
建長寺と円覚寺の遠足の帰りにお昼を食べに行きました。和尚さんが「おいしいピザ屋さんがあるんだよ、場所は結構分かりずらいけどそこの場所がとても見晴らしが良いところで、こんなに天気が良い日だったら遠くまで見えると思うよ」。と聞いて、へぇ〜どんな場所にあるんだろう?。やっぱり見晴らしがいいから山の頂上かな?とドキドキワクワクしながら楽しみにしていました。そして和尚さんが「ほら、あそこだよ」と言って、指を指して教えてくれました。最初見た時、え?あの建物?あの建物の場所って崖に立ってるよね?コワーイ。その下の所の建物なら分かるけど・・・と見間違いかもしれないので「まさかあの崖にある建物ですか?」と和尚さんに聞くと「そうだよ」と言われました。「あの下にある建物ではなく崖にある建物ですか!?」とまたまた聞いたら「そう、凄いところにあるでしょ」。スゴイも何もあんな所、地震が来たらすぐに崩れ落ちそうな場所じゃん(;゚Д゚)!と驚きながらも車は駐車場に止まりました。車から降りてもう一度建物を見上げながら和尚さん
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2011年3月25日(後編)
移動中建長寺には学校もあって有名人がライブをしたところもあり、色々と驚かされたなぁ・・・.
次の円覚寺はどんな所なんだろうな( ^ω^)っとワクワクドキドキしながら円覚寺に着くのを待ちました。そして円覚寺に着き車から降りてみると、立派な大きな木が沢山ありました。さっきの建長寺とはまた違って森の中にあるみたいなお寺だなぁと思いながら歩いていると途中木の所にリスがいました。こんな所にリス!?かわいいなぁ(ニコニコ)!!!確かに森みたいな感じがするけどリスがいるとは・・・(;゚Д゚)と意外な驚きがありました。色々な花や木があって和尚さんに「この花は椿だよ。」とか「この木は紫陽花だよ。」とか色々説明を受けましたが僕の頭の中ではすでにショート・・・すみませんがそんなに沢山は覚えられません><だってイッパイ、イッパイですから(∀`*ゞ)テヘッ。その後も建物を見ながら歩いていると地面にあまり枯葉が落ちてなく、こんなに広いのに地面が綺麗とは・・・凄いな(;゚Д゚)と息が多少上がりながら思いました。そして折り返して帰る時に和尚さんから急に「この花の名前は?」と言われ、え!?まさか抜き打ちテストですか!?Σ( ̄Д ̄;;と思いましたが、まず答えるのが先だと思い頭をフル回転させて答え、その後和尚さんに「まさか聞かれるとは思いませんでした」 と言うと「花の名前も覚えないと誰かに急にこの花は何?と聞かれたら答えられないとまずいだろう。」と言われて車に乗るまでの間、頭をフル回転しながら花の名前を思い出したりしました。まさか最後の最後で頭を使う勉強とは予想外・・・><円覚寺を出でお昼を食べに行きました。
2011年3月25日(前編)
今日は和尚さんと円覚寺と建長寺に遠足に行きました。
今日からまた勉強かぁ〜、勉強嫌いなんだよなぁ〜(´Д`)ハァ…と思いきや和尚さんから「今日は円覚寺と建長寺に遠足に行きます」と言われ、おぉ!?今日は勉強はなしか!?よっしゃ!!でも円覚寺と建長寺ってどんなお寺なんだろう?と疑問に思いながらドキドキワクワクしながら円覚寺と建長寺に行きました。途中西湘バイパスを走っていると、ここは「酒匂川、お寺の東側を流れる川だよ。」とか「この川はハナミズガワ」「優ちゃん(ときどき和尚さんはボクのこと、ゆうちゃんって呼びます)は鼻水って字を思い出すだろう」、ボク「ハイ」、「でも、ここは違ってハナミズガワは花水川って書くんだよ。綺麗な字だね。」とか、「ここは相模川、でも地元では馬入川って呼ぶんだよ。」とか教えてくれました。最初は建長寺に着くとお寺の敷地内?に学校があり、Σ(゚Д゚)スゲェ!!お寺の敷地内?に学校があるよ!しかもデカい!とすごく驚きました。中に進むとこれまたデカい門があり、和尚さんが色々と説明をして頂いた中に「この門の上で桑田佳祐さんがライブをやったんだよ」と聞いて、ここでライブ!?(;゚Д゚)とこれまた驚きました。後で聞いたのですがこの門は三門と言って東・西・南の三つに分かれている門を一つにまとめたそうです。そして本堂に付いたかと思い和尚さんに「ここが本堂ですか?」と聞いたら「違うよ、ここは仏殿だよ」と言われ、あれ〜?大きいし広いからてっきりここが本堂だと思ったんだけどなぁ?と思いながら建物の裏を見ると更にもう一つ建物があり、うぉ!?あっちが本堂(方丈)か!?と思い和尚さんに「あっちが本堂(方丈)ですか?」と聞いたら「そうだよ」と言われて、ここは二つも大きな建物があるのかぁ!と驚きました。何も知らない僕なので色々と驚きが多かったです。ちなみに本堂という形式はないそうで本当は仏殿または方丈と言うそうです。その後折り返してもう一度建物を見て行きました。次は円覚寺に行きます。
2011年3月24日
今日は午後から勉強ではなくて衣をたたむ練習をしました。
朝は作務が書かれたメモをお昼までやりました。まだ「遅い」と言われている状態です。でも、いろいろと和尚さんやスタッフの方にやり方を教わって、少しずつですが早く?なっていると思うけど・・・多分。
お昼はお寺のおいしいお食ゴハンをいただきました。一日2回の茶礼とお昼ゴハン[斉座っていうんっだよぉ]、これがとっても息抜きになりまーす。そして和尚さんから「今日は法衣(ころも、ほうえ)をたたむ練習をします。ずっと勉強だと頭がショートするだろう」とのこと・・・よっしゃ!ありがたーい。今日は勉強無しだ!と思った瞬間です。ムフフフ、フフフ、フフフフフゥ。ウっウっ嬉しいぃー。午後になり、和尚さんから法衣のたたみ方を教わり「やってみなさい」と言われ1回やってみることに、途中で「あれ?こうだっけ?」となると和尚さんから「違う!」と言われもう一回やって見せてもらいました。
2〜3回たたみ方を見せてもらってやってみると今度は「上手にできたね」って言われて、おお!出来た!と思い、和尚さんから「頭を使うのはダメだけど、体を使ったことなら得意なんだね」と言われて、確かにそうかもしれないと思い、なんとか衣をたたむのがうまくいって良かったです。これからもたたむ練習を続けていきます。ビミョーな誉められ方だけど、とりあえず誉められてよかったぁ。ナンカ、チョット嬉しいぃー。
2011年3月21日
今日の午後から僕の苦手な勉強が始まります・・・。
朝いつも通り和尚さんから渡された作務が書いてあるメモをもらいました。和尚さんやスタッフの皆さんからは相変わらず「遅いぞ!」と言われる日々・・・頑張って早くやってるのだけれどもやっぱり遅いみたいです。ナゼ、ナゼ、ナーゼ?
そして、午後からは勉強・・・やっぱり難しい><。キャー、く、く、く、苦しいぃ!
でも、何度か頑張って覚えようとしてもなかなか覚えられず・・・なぜ覚えられない!?と思いながらも勉強をする・・・。時々これは向いてないのかもしれないなと思い始めた日でありました。ホント向いてないんだからぁ。絶対向いてないんだからぁ。無茶な要求ですよぉ。和尚さーん、分かってくださーい。
2011年3月20日
今日はお経を読むと変な節がついてると叱られました。朝、まだドキドキが残ってながらも和尚さんから渡された作務が書かれたメモをやりました。まだメモに書かれている内容の2分の1しか終わらない・・・。きっとまた「遅い!」って言われるんだろうなぁ。.......イヤな予感はぴったりぃ。予想どうり、というよりも予定どうり「優二君、掃除が遅いぞ!」だって。 テヘッ。 なんでなんだろ、、、、フニャ。午後は、和尚さんが読んだお経を録音しておいたICレコーダーを聞いてお経を唱えていると「おい、なんかおかしいぞ!」と言われて、・・・え?え?え?えええぇー?何が!?と何が何だか分からず和尚さんに聞いてみると「変な節がついてる!」と言われました。その後に「お経を読むのは禁止、明日から仏教の勉強をしなさい」とのこと・・・勉強?・・・勉強?勉強?、、、最悪のべべべ、ベンキョウー?聞いてないよぉ!・・・・今聞いちゃったかぁ。どうしよう。困ったなぁ。ホントォ?気絶しそうだけど.....。僕の苦手な勉強が明日から始まります・・・。
2011年3月14日(月)
今日からお寺に通い、修行をする日が始まりました。朝9時前に着いて和尚さんから今日の作務が書いてあるメモをもらいました。そこに書いてあるのは、本堂外廊下の雑巾がけと参道と表庭の掃除でした。掃除のやり方はスタッフの人から教わってやりました。 その三つが終わる頃にはもうお昼寸前でした。和尚さんから「遅いぞ」と叱られました。後日スタッフさんがやった時は1時間もかからないで終わり、ボクがどれほど遅いのかがよく分かりました。 テヘッ。
お寺で初めてのお昼ゴハンの時間になりました。 お寺では、お昼ゴハンのことを「斉座(さいざ)」といいます。「優二君、好き嫌いはないの?」って聞かれました。 ボクは「ないです。」って答えました。 そうしたら、「ございません。っていいなさい。」といわれました。 なんだか難しいなあ。 今日のお昼ごはんはウドンです。 和尚さんは饂飩が大好きです。「優二君、饂飩食べるの下手だね」って言われました。 フへッ。 だってキンチョ―してるんだもん。午後は、和尚さんとお経の練習をしました。最初は聞いて覚えるようにするとのことで、昨日帰りにICレコーダーを買ってきたので録音をしてそれを繰り返し聞きました。夕方になったら「今日はもう帰っていいよ」とのことで帰りました。 ホッ。 キンチョ―からの解放です。明日から少しずつでも早く掃除が終わるように頑張っていきたいと思います。
2011年3月13日(日)
今日は朝早く起きて、昨日母と二人で行って来た「昌福院」に座禅をしに行きました。不慣れな早起きだったので熱海から小田原までの電車の中ではウトウト状態。でも、朝5時に小田原駅に着き気合を入れてお寺まで歩いて行きました。小田原駅から「昌福院」迄は2.3キロ25分。 今日もドキドキ、ドキドキしながら歩いて行ったのでありました。
お寺に着いてどうすればいいのかとオドオドしていると座禅会のメンバーが何人か来て、その人たちの行動を緊張しながら見ていまいした。座禅の仕方は昨日来た時に教えてもらったので、その通りに座禅をしました。まだ、結跏趺坐(けっかふざ)[難しい字でしょ]は無理だったので半跏趺坐(はんかふざ)[これも難しいでしょ]でしました。その後、お経を読んでから「茶礼(されい)」をしました。「茶礼」では、和尚さんと先輩の人たちが難しい仏教の話、禅の話をしていました。みんなとっても楽しそうでしたが、ぼくにはちんぷんかんぷんでした。茶礼の時も、緊張をしていたので小さくなりながら話を聞いていました。「今日は、朝早かったのでこれで帰っていいよ」とのことでした。やったぁ! キンチョ―からの解放だぁ。 ホッ。明日は大体9時くらいに着くようにと言われました。明日から修行が始まります。ボクの禅寺修行がいよいよ始まりまーす。
2011年3月12日(土)
今日は、母の知り合いの人から勧められたお寺に母と二人で行くことになしました。どんなお坊さんかと思いながらドキドキ、ドキドキ、ドッキンドッキン、チョーキンチョ―。参道を通る途中、大きな松の木があって、ウワァー凄い!更に、道も綺麗に掃除されていて「これは掃除するのが大変だろうなぁ」。ヒョッ、ヒョッ、ヒョットして、ここのお掃除これから僕がやるのかなぁ? まさか、そんなことないよなぁ。 だって無理っぽいもん。
そして、インターホンを押して出てきたお坊さんは優しそうなお坊さんでした。 このときは、ついついそう思っちゃいました。(ボクは人を見る目がなーい.....後日そう思いました。)書院に通してもらい、お話をして最後に「明日、座禅会があるから来てみなさい」と言われました。エッ、もう明日から来るの? ヤッバーイ、ほんと? でも、やだって言えないしぃ。な、な、なんと「ハイ」って答えちゃいましたぁ。
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小田原にある宗教法人 昌福院は仏教・座禅を通し皆様に楽しんでもらう所です。
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